「卒研と近況」2013/12/23
内定先の同期や研究室での忘年会も終わり、気が付いたらもうすぐ年明けです。
ここ数カ月は新しい後輩が研究室の仲間になったり、注文した研究室の備品をチェックしたり、
卒研を本格的に進めていったりでいろいろバタバタしていました。これが師走ってやつか…
さて、卒業研究ですが、「可視光通信を用いた公共照明設備のインテリジェント化」という題名になりそうです。
研究内容を説明しますと、信号灯器や街灯等の光源を人間の目では知覚できないスピードで点滅させ、
モールス信号のように情報を送信させることにより、身近な公共設備をインテリジェント化する手助けを行おう、という研究です。
例えば信号から交通情報を光源部分から送信したり、駅の照明に道案内の情報を付加し視覚障碍者を支援したりなど、
様々な応用例が考えられます。
可視光による通信はとても盛んな研究分野ですので、通信速度の向上やノイズの遮断等、所謂最新の手法に手を出すよりも、
可視光通信を用いたコンテンツを提示する内容になりそうです。
現在、光源を点滅させる送信機と、点滅する光を受信する受信機を制作しています。
送信機と受信機の変調・復調回路は共にFPGAで製作しています。
どちらとも最低限の機能は製作できたので、あとは回路を改良したり、機能を追加する段階になっています。
最終的には、PCで文字データを入力し、送信機でデータを送受信させる形まで持っていこうと思います。
どうせ学部生レベルの研究は最新の研究から見れば二番煎じとなってしまうのなら、
どこまですごいものができるか限られた時間で力試ししてみようと思っています。(前向きなのか後ろ向きなのか^^;)