javaを始める
javaはオブジェクト指向言語で抽象的な考え方でプログラミングをおこなえます。
C言語に慣れていると記述に疑問を持つところもあると思いますが使えると便利な言語です。
現在主流な言語のひとつなのでプログラミングが初めての方にもおすすめです。
java開発に必要なもの
javaのプログラミングに必要なものは- エディター
- JRE [Java Runtime Environment]
- JDK [Java Development Kit]
この3つです。どんな役割をするのかは用語集を参照してください。
しかしこれだけでは開発するにあたって何かと大変です。また、環境変数の設定などもあり初心者には扱いにくい開発環境になってしまいます。
ですので、統合開発環境のEclipseを使用して開発をはじめることをお勧めします。
Eclipseはjavaに特化したとてもメジャーな統合開発環境なのでこれを使っていれば、まず間違いないでしょう。
Eclipseをインストールするに当たってEclipseの公式サイトからではなく、以下のサイトからeclipseをダウンロードすることをお勧めします。
Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグイン
ここでは「日本語化プラグイン」と「JRE」,「JDK」の入ったパッケージを一括でダウンロードできます。
わざわざ個別でインストールしなくて済む上に解凍した直後から特に設定をせずにプログラミングをはじめることができます。
私のお勧めするバージョンは「Eclipse 3.7 Indigo」です。
「Eclipse 4.2 Juno」は動作が重くなるバグと、エラーでの強制終了後に復帰できなくなるバグがあるのであまりお勧めできません。
Eclipseのインストール
日本語化プラグインpleiadesのサイトを開きます。

ダウンロードするパッケージを選択します。
JREとJDKが同梱した「Full All in One」のダウンロードします。
- EclipseでC言語やPHPを後々開発したいという方はCまたはPHPのパッケージ
- パソコンのスペックに余裕があり後々いろいろ開発したいという方はUltimateのパッケージ
- javaだけでいいという方はJavaのパッケージを選択してください。
任意の場所にダウンロードできたらをそのzipファイルを解凍します。
Lhaplusなどのアーカイバを使用して解凍してください。
解凍したフォルダはCドライブの直下に置くことをお勧めします。
※Program Filesはフォルダ名に空白が入っているため誤作動の原因となります。
アプリケーション開発
開発の手順を説明していきます。
解凍したフォルダ内のeclipseフォルダに[eclipse.exe]が入っているので起動します。

起動するとワークスペースの選択画面が現れます。
デフォルトでCドライブ直下の[workspace]というフォルダが指定されているのでそのまま[OK]を押します。

起動したら以下の画面が開かれるので左上の「ようこそ」のタブの×を押して閉じます。

メイン画面が開かれているはずです。ここでプログラミングを行っていきます。

次にプロジェクトを作成します。一つのアプリケーションに一つのプロジェクトが基本です。
メニューから[ファイル]→[新規]→[javaプロジェクト]を選択します。
javaプロジェクトが見当たらない場合は[ファイル]→[新規]→[その他]からjavaのフォルダを開き、[javaプロジェクト]を選択します。
新規プロジェクトのウィザードが起動します。

javaのプロジェクトを作成します。プロジェクト名に適当な名前を入れて完了を押します。

空のプロジェクトが作成されたので、次はクラスを作成します。
プロジェクト内の「src」フォルダを右クリックし、[新規]→[クラス]を選択します。

名前の項目に適当な名前を入れて完了を押します。

最後に以下のソースを入力します。
※ソース内のtestの部分には先ほど設定したクラスの名前が入ります。
public class test { public static void main (String[] args) { System.out.println("Hello World"); } }

メニューから[実行]→[実行]を選択します。
今作成したプログラムが実行され、コンソールに「Hello World」と表示されました。

グラフィック
コンソール上で結果を表示するだけでは魅力が無いと思うのでグラフィカルなアプリケーションの作成をしてみます。
コンソール上に結果を表示するプログラムを作成するのと同様にプロジェクトを作成します。
作成したら以下のソースを入力します。
import javax.swing.JFrame; class test2{ public static void main(String args[]){ JFrame frame = new JFrame("JavaSwing"); frame.setVisible(true); } }
これを実行すると、画面左上に小さなウィンドウが現れます。

こんなに短いソースででウィンドウが完成します。さらにソースを編集し、ウィンドウ上にコンテンツを配置すればグラフィカルなアプリケーションを作成することができます。
小ネタ
プロジェクト上でF5を押すとプロジェクトのファイルを更新。
プロジェクトが対象としているフォルダに直接ファイルを入れた場合Eclipse上で非表示だがF5を押すと表示されるようになる。